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パターンの歴史

誰がパターンを発明したのですか いい質問ですが あまり正確な質問ではありません デザインパターンは つかみどころのない高度な概念ではありません むしろその逆です パターンは オブジェクト指向設計においてよく起きる問題に対する典型的な解決策です ある解決策が様々なプロジェクトで何度も繰り返して使われると 最終的に誰かが名前を付け 解決方法を詳細に書き留めます このようにしてパターンは発見されます

パターンの概念は 最初に Christopher Alexander クリストファー・アレグザンダー 氏によって パターン・ランゲージ―環境設計の手引 の中で紹介されています この本は 郊外環境の設計のための 言語 について書かれています この言語の単位はパターンです それは 窓の高さはどうあるべきか ビルは何階建てであるべきか 区域の緑地帯の大きさはどうあるべきか などを記述します

このアイディアは Erich Gamma エリック・ガンマ John Vlissides ジョン・ブリシディース Ralph Johnson ラルフ・ジョンソン Richard Helm リチャード・ヘルム 氏の 4 人の著者に引き継がれ 1994 年に オブジェクト指向における再利用のためのデザインパターン が出版されます この中でデザインパターンの概念がプログラミングに応用されます 本には オブジェクト指向設計における種々の問題を解決する 23 種のパターンが紹介され たちまちベストセラーとなります 題名があまりにも長いので 人々はこれを the book of the gang of four 4 人のギャングの本 略して GoF 本 と呼ぶようになりました

それ以来 数十種の他のオブジェクト指向パターンが発見されました 他のプログラミング界でも パターン・アプローチ が流行となります このため今やオブジェクト指向設計以外の分野でも 多くのパターンが見つかっています