デザインパターンを Swift で
Swift で書かれた例題コードのカタログ
生成に関するパターン
Builder
複雑なオブジェクトを段階的に構築できます。 このパターンを使用すると、 同じ構築コードを使用して異なる型と表現のオブジェクトを生成することが可能です。
Factory Method
スーパークラス内でオブジェクトを作成するためのインターフェースを提供しますが、 サブクラスでは作成されるオブジェクトの型を変更することができます。
構造に関するパターン
Bridge
巨大なクラスや密接に関連したクラスの集まりを、 抽象部分と実装部分の二つの階層に分離し、 それぞれが独立して開発できるようにします。
Decorator
ある振る舞いを含む特別なラッパー・オブジェクトの中にオブジェクトを配置することで、 それらのオブジェクトに新しい振る舞いを付け加えます。
Flyweight
複数のオブジェクト間で共通する部分を各自で持つ代わりに共有することによって、 利用可能な RAM により多くのオブジェクトを収められるようにします。
Proxy
他のオブジェクトの代理、 代用を提供します。 プロキシーは、 元のオブジェクトへのアクセスを制御し、 元のオブジェクトへリクエストが行く前か後に別の何かを行うようにすることができます。
振る舞いに関するパターン
Chain of Responsibility
ハンドラーの連鎖に沿ってリクエストを渡すことができます。 各ハンドラーは、 リクエストを受け取ると、 リクエストを処理するか、 連鎖内の次のハンドラーに渡すかを決めます。
Command
リクエストを、 それに関するすべての情報を含む独立したオブジェクトに転換します。 この転換により、 リクエストをメソッドの引数として渡したり、 リクエストの実行を遅らせたり、 待ち行列に入れたり、 取り消し操作を行なうことが可能になります。
Mediator
オブジェクト間の混沌とした依存性を削減します。 パターンは、 オブジェクト間の直接の通信を制限し、 メディエーター・オブジェクトを介してのみの共同作業を強制します。
Observer
複数のオブジェクトが観察しているオブジェクトに何かイベントが発生した時にそのイベントについて観察しているオブジェクトへ通知を行うサブスクリプションの仕組みを定義することができます。
State
オブジェクトの内部状態が変化した時に、 その挙動を変化させます。 それは、 あたかもそのオブジェクトのクラスが変わったかのように見えます。
Template Method
スーパークラス内でアルゴリズムの骨格を定義しておき、 サブクラスは構造を変えることなくアルゴリズムの特定のステップを上書きします。